先日散歩のかえり、祇園寺に寄ってみた。
この前来たときと印象がまったく違うのに驚いてしまった。
まーね この前は入り口の二体の石像にぶっ飛んでしまったので、じっくりと見ていなかったし、旦那様もいたのでゆっくりできなかった。
よし今日はじっくり見てみよう。
こんなこじんまりした本堂だが、ちょっとした趣が、回りの緑と相俟って・・・・
なんでも市の重要文化財に指定されている座木造があるらしい。
むんば 石灯篭と一体化!
「いいかも いいかも 」 ひとりで呟きながらうろうろしてみる。本堂の裏はやはり小さな墓地になっていて、明るく感じがよかった。
「ここにお墓買おうか?無理だないっぱいだわー」 お墓の心配をしてるわけではないのだが、ちょっと気に入ったと言うことだ。
うん?これ 何だろう?
わらぶき屋根の今にも朽ち果てそうな・・・・・何?
そろそろと近寄り格子のところから覗いてみた。
「わー ! びっくりしたー 」
思わず叫んでいた。
なんと 閻魔大王様が・・・・・
薄暗い中に眼をカッと見開いて私を見ている。
色も剥げ落ち埃もたくさん、床には穴も開いている。しかしロウソクは燃え残りが残っており、まん前の床には薄い座布団が置いてあった。
閻魔様の頭の上には一体の仏様、両脇にも何体か座っていらっしゃるようだ。
これはすごい!しばらくまじまじと見入ってしまったが、本当にこれまでついてきた数々の嘘、他愛のないものばかりとはいえない・・・・それを見透かされ、責められているように思えてきて、鳥肌がたった。
この人の前で嘘などつけるはずがない。
人間の欲望(煩悩?)むき出しの私にはちょっときつい一瞬であった。(汗)
しっかし、こんなものがあるとは・・・・本当に驚きの散歩道である。おそるべし・・・・
しばらく本堂の階段に座り、むんばにむかって・・・・独り言・・・
むんばよ、ご主人はこれまでたくさんの嘘をついてきた。それは自分を楽にするため。本当に人を騙そうと思ってついた嘘はまったくと言っていいほど無いのだ。自分の気持ちを少し救ってあげるための嘘・・・皆そうなんじゃないかなー。ちょっと注目されたい。とか羨ましがらせたい。とか本当はみんなそうなんだと思うよ。ありのままの自分を自分が一番認められないで、もがきながら大人になるんだよ。そして、気付く・・・今の私のように・・・幸せの青い鳥って本当の話なんだよ。むんばはもう気付いたか?
おまえは生まれたときから知ってたな。きっと・・・そんな気がする。
閻魔様のおかげで、珍しく殊勝な気持ちになっちゃった。
「まだまだ わかっておら〜ん。見栄を張って嘘をつくでない。」 なんて怒られそうだ
舌を抜かれないうちに帰ろうぜ・・・・くわばら くわばら・・・
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